1.10Gへの誘惑
もともと1G回線で特に不満はありませんでした。そのため、今回も1Gで申し込むつもりだったのですが、電話オペレーターから10Gプランを勧められました。
「現在キャンペーン中で、最初の6か月は月額500円です。
2年間の総額だけで見ると、実は1G(4,950円/月)より10G(5,610円/月)の方が安くなります。」
と言われ、計算してみると確かにその通り。
さらに、「今後は1Gでは不足する時代になる可能性があります」などと言われると、だんだんその気になってきます。
もちろん、通信事業者としては旧サービスから新サービスへ移行させたい意図があることは理解しています。
それでも、「まあ、せっかくなら10Gを試してみるか」と、結局セールストークに乗せられ、10Gを契約してしまいました。
さらに、月額550円の「ネットトータルサポート」まで勧められました。
正直不要だとは思いましたが、「日割り解約できます」と言われ、「初期トラブル時のお守り代わりならいいか」と加入。
電話を切ったあと、なんとなく「うまく営業されたな…」という気分だけが残りました。
2.工事、そして異変
工事自体は1時間ほどで終了しました。以前にもNTT系回線を引いていたため、電柱からの引き込み工事は不要だったようです。
ところが、ここで問題発生。
ONU(光回線終端装置)の背面を見ると、LANポートが1つしかありません。
我が家では、壁内配線で3部屋にLANケーブルを通しており、以前はauひかりのホームゲートウェイから3部屋へ分岐していました。
そこで、ONUにHUBを繋いで3分岐してみたのですが、なぜか全く通信できません。
仕方なく、加入したばかりの「ネットトータルサポート」に電話。
状況を説明すると、
「ahamo光では、ルーターは1台だけです。
ONU→Wi-Fiルーター→各部屋、という構成にしてください。
各部屋側のルーターは、ブリッジモードで使用してください。」
とのこと。
言われた通り接続すると、無事すべての部屋で通信できるようになりました。
なるほど。「ブリッジモード」というものを、私は今回初めて正しく理解しました。
3.10G、速すぎる
そして、ahamo光10Gを使ってみると……驚くほど速い。PCでYahoo!を開くだけでも体感差があり、NetflixやYouTubeも一瞬で再生されます。
Fire TVの動作も軽快になり、iPhoneのアプリ起動まで速くなった気がします。
「さすが10G!」……と思ったのですが、ここで違和感がありました。
いや、待て。
もともと1G回線だったのです。
家に私一人しかいない状態で、iPhoneで使うradiko程度の処理に帯域不足が起きるはずがない。
ネットでも、「一般家庭なら1Gで十分」という意見が多い。
では、なぜこんなに速くなったのか。
私は長年、これを単なる中継装置くらいに思っていました。
しかし、よく調べると――これ自体がルーターだったのです。
つまり、我が家では、ホームゲートウェイと各部屋のWi-Fiルーターが重複して動作する「二重ルーター構成」になっていました。
通信そのものの帯域ではなく、「通信経路を確立する処理」に余計な時間が掛かっていた可能性が高かったということです。
実際、コマンドプロンプトから「tracert -d 8.8.8.8」で経路確認すると、現在は余計なルーターを経由していないことが確認できました。
今回、ONU→ルーター→各部屋(ブリッジモード)という構成に整理したことで、通信経路がシンプルになり、体感速度が改善したのでしょう。
なお、今回あらためて調べる中で、ONU、Wi-Fiルーター、ホームゲートウェイの違いや、二重ルーターの仕組みについては、↓のYouTube動画(14分弱)が非常に判りやすく、大変参考になりました。
しかし、よく調べると――これ自体がルーターだったのです。
つまり、我が家では、ホームゲートウェイと各部屋のWi-Fiルーターが重複して動作する「二重ルーター構成」になっていました。
通信そのものの帯域ではなく、「通信経路を確立する処理」に余計な時間が掛かっていた可能性が高かったということです。
実際、コマンドプロンプトから「tracert -d 8.8.8.8」で経路確認すると、現在は余計なルーターを経由していないことが確認できました。
今回、ONU→ルーター→各部屋(ブリッジモード)という構成に整理したことで、通信経路がシンプルになり、体感速度が改善したのでしょう。
なお、今回あらためて調べる中で、ONU、Wi-Fiルーター、ホームゲートウェイの違いや、二重ルーターの仕組みについては、↓のYouTube動画(14分弱)が非常に判りやすく、大変参考になりました。
専門用語が苦手な人でも理解しやすく、今回の私のように「ホームゲートウェイを何となく使っていた」という人には特におすすめです。
5.6年間、気付かなかった
結局、私は「10G回線が速い!」と喜んだわけですが、実際には「長年、自宅が二重ルーター構成だった」という事実に気付いただけだったようです。auひかりを契約していた6年間。
全く繋がらないならまだしも、多少の遅延で動いてしまうだけに、ずっと気付かずに使っていました。
高速回線に感動したのも束の間、最後に残ったのは、「6年間、何も疑わずに使っていたとは……」という、妙な敗北感でした。
高速回線に感動したのも束の間、最後に残ったのは、「6年間、何も疑わずに使っていたとは……」という、妙な敗北感でした。

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